これは私が中学の頃の話


進学塾に通っていた私は、夜遅くまで友達と一緒に勉強していました。

なので家に着くのは大体11時頃たつたと思います。

受験シーズンが到来すると、さらに遅くまで勉強してました。


そんな冬のある日、遅くまで勉強して、一緒に勉強してた友達AとB、私と三人で帰ることになりました。

自転車通いの三人なので今日も自転車で帰るのですが、ずっと勉強だったので、気分転換も兼ねて普段とは違う道で帰ろうとAが言いました。

帰ろう帰ろう!とノリノリの私たちは、普段通らないような狭い道や、常に右に曲がる、といったかたちで帰りました。


そんなこんなで帰っていたら、やはり、辺りは暗いので、地元の塾とは言え自分たちが今どこにいるのかわからなくなってしまいました。

こりゃやべーんじゃねえか?とみんなと話していたら、Bが、


あの公園あるじゃん!


Bが指差した先には、地元の奴らなら知ってる公園がそこにはありました。

AとBは安心して、これなら帰れる、と言っていましたが、私は違和感がありました。

確かに色々な道を通ってきたけど、この公園は、塾から私たちの家のルートでは確実に通らない公園でした。

言い寄れぬ不安の中公園内に進むAとB。

確かにこの公園を抜けたら普段の道に出るので仕方ありませんが、私は直感的に、

この公園はヤバイ!

となっていました。

しかし、夜遅く一人で帰るのも怖いので仕方なくAとBについていきました。


公園に入り進んで行くと、杞憂だったのか、なにも起きずに公園の出口まで行きました。


さあ出よう、って時にAが



あそこのブランコに誰かいる



その発言にBと私は出口付近にあるブランコに目をやりました。

確かに、ブランコに女?が座ってるシルエットが見えました。

こんな時間に?誰が?何で?

そんな疑問がAとBにも出てきたんでしょう。

ブランコの方は見ないで急いで公園から出ようとしました。

すると



キャーーーーーーーーーーーーー!!!!!!ハハハハハハハハハハ!!!!



とブランコの方から奇声が聞こえてきました。

AとBはパニックになって自転車を飛ばして公園から出ました。

私も急いで出ようとしましたが、ビックリしてしまい、公園から出る際、ブランコの方に目をやりました。




すると誰もいません。

あれ?と思って前を見たら



ブランコの女がAの自転車の後ろに座っていました。


うわあ!と思って自転車を止めたらAが公園から出た瞬間、横から来た車に跳ね飛ばされました。


幸いAは右足の骨折ですみましたが、跳ね飛ばされた際、女が


あと二人


と言って消えていったのを私は忘れることが出来ません。


投稿者:大鶴奇談