私が中学生の頃に体験した話です。

中学生の頃友達四人と私で放課後に学校の屋上へ上がる階段に座り喋っていました。

一時間ほど喋っていると私は飽きてきてボーッと友達の話を聞くだけにならました、私は手すり側に座り込み膝に顔を埋めるように座って友達の話に相槌を打っていました、そうすると視界に上がる階段が見えるんです。

部活をサボって友達と話しているので先生が来たら分かるようにずっと階段を見ていました。

するとグレーのスーツのズボンを履いた男性が視界に入りました、私は(ヤバイ!先生や!!)と思って顔を上げたのですがそこには友達しか居ませんでした。
(あれ?先生居らん?どこや?)とキョロキョロ辺りを見回しましたがやはり友達しか居ません。
すると丁度私の目の前に立っていたB子ちゃんが真っ青な顔をして私の腕を引っ張っていきました。

私は他の子にトイレに行くと伝え、B子ちゃんに引っ張られるまま着いていきました。

美術室の前でようやくB子ちゃんは立ち止まりました。
「何すんの?いきなりこんなとこまで引っ張ってきて」
「あんた、さっきの男見えてたよね」
そうB子ちゃんは言ったのです、私の見間違えではありませんでした。
「うん、見えてたけど…先生じゃないん?誰なん?」
「誰とか、分からんよ…先生じゃないけど…私には分からん…だってさ、あの男の人さ、足だけしか、無かったんだもん、腰から上は、無かったんだもん、顔なんて見えないよ。」
学校に幽霊が出るなんて信じられませんでした、しかし私は見てしまったのでB子ちゃんの話を否定することはできませんでした。
その後階段に戻るのが怖くなり残ってた友達には悪いと思いましたがB子ちゃんと共に帰りました。

そしてそれから1年ほど経ったある日に東京に仕事に行ってた従兄弟が帰ってきました、従兄弟は私が通ってる中学校の卒業生だったので良い話のネタになると思い1年前の話をしました、私は従兄弟が笑って冗談だろ!と言ってくれると思っていたのですが、話し終えると従兄弟が真っ青な顔をしていました。
真っ青な顔のまま話してくれたのですが、従兄弟が中学生の頃に従兄弟のクラスメイトが泣きながら教室に入って来たらしいのです、その子から話を聞くと『足だけの男の人が居た』と言うのです、その男の人が居たのが私が目撃した四階の屋上へ上がる階段らしいのです。

あれから足だけの男の人は見ていませんが今でも学校で彷徨っているのでしょうか。


投稿者:棗