<<前作
コメントありがとうございました。
自殺、本当に色々と思うところがあります。
私の知り合いも、このお話に出てくるマンションで2人亡くなりました。
なんと言えばいいのかわかりませんが、少なくとも自分の仲の良い方達には絶対自殺なんてして欲しくないです。
それから、2回に分けて投稿になってしまいましたが、皆様の期待に添えるほど怖くないかもしれません。
なにせ本当に自分が体験したことなので、映画などのような恐怖感は味わえないと思います。
私は本当に怖かったですが。
前にお話しした出来事があったのは、小4のことでしたが、それ以降毎年冬になると、視線を感じるようになりました。
自殺のあったマンションと私の住んでいるアパートは
┳のようになっていて(━←こっちがマンションです。)私が住むのは4階なのですが、アパートの階段を登る前に右側にマンションがあります。
毎年視線を感じるのは、
・必ず夜。(冬なので暗くなるのが早かったですが、暗いときのみ視線を感じました。時間帯は覚えていません)
・周りに人の気配が無いとき
でした。
確か小6の頃、ふと距離が近付いていることに気付き、冬になるとアパートが近付けば階段まで走っていました。
両親にはあの日の出来事を話していましたが、視線のことは話していません。見た訳では無かったので…
ちなみに、視線の方を見てみたこともありますが、人一人見あたらなかったです。
中学生になり、「殺されてしまうかも」と思っていたので、友人に話したところ、冬は暗くなったら送ってくれるということになりました。
この視線の話だけで無く、住み慣れた団地にも関わらず不審者に追われることが多かったのもあり、その友人に限らず他の友人、友人の親も必ず送ってくれたり、両親が迎えに来てくれました。
そしてこの頃は特に、人間以外の者を見てしまったり、睨まれたり追いかけられたり…そんな事が多かったです。
(その前や後は、実体を見ることは極端に少なかったです)
そんな中学3年生の冬。
けして素行の良くなかった私は(両親や周りとは上手くやっていましたが、勉強が大嫌いで気付いたら周りはバカばかりでした)
受験生ということもあり、補導されたこともあり、門限があったのですが、23時でした。
送ってくれる約束もあったり、友人と親が仲良かったのもありいつもギリギリまで遊び、毎日階段下まで送ってくれていました。
そんなある日、珍しく寒い中外で遊んでいたときのこと。
気付けば22時半。周りの友人は楽しそうに遊んでる中、私は帰ることにしました。
「送ってく」と申し出てくれるまでもなく立ち上がった友人達に、何故か「今日はひとりで帰る」と言ってしまったのを覚えています。
友人達と別れ、少し歩いたとき。
ふと、車通りが全く無いことに気付きました。そして、人も歩いていない。
ヒヤッとしました。いつも怖いことがあるのは、こんな誰もいない、まるで知らない場所に来てしまったかのような時ばかりだったからです。
早足で進む中、もうひとつ嫌なことに気付いてしまいました。
私の通り過ぎる街灯だけ、消えるのです。
通り過ぎると点く。
近付くと消える。
家に着くまでの道のりの街灯、全て。
うわ~…。と思いましたが、「早く帰ろう」としか考えられません。友人達の元に戻る方が早いのに、いつもなら必ずそうした筈なのに、私はアパートに向かいました。
アパートが視界に入ると直ぐ、私は全力で走り、階段に足をかけたところでやっと一息。
怖かったけど、何もなくて良かった。
そんな事を考えながら、乱れる息をそのままに4階まで進みます。
ふと、視線を落とした時です。
「!!!」
声も出なかったです。
うちの階段は、真ん中に5cm程隙間があります。その隙間から下の階の階段が見えます(説明下手で本当に申し訳ないです…カクカクの螺旋階段みたいな、本当にありきたりの県営住宅です)
下の階段に、女の子がいたのです。
有り得ません。
只でさえ人一人見当たらなかった夜。
自分の呼吸音さえ聞こえるほど静かなのに、足音なんて聞こえなかったのです。
見た瞬間には、幽霊だとかそんなこと考えられませんでした。ただ立ち止まってガン見。
女の子の頭部。
綺麗な黒髪でした。セーラー服の襟が見えました。俯いているのか、顔は全く見えません。
私の住んでるアパートには、中学生は私と妹だけです。
目が離せなかったです。
そして、一段登れば見える筈の足は見えないのに、彼女の位置がまるで階段を登ってるかのように移動しました。
頭に過ぎったのは、マンション下の地面。
マンションの上から下を見ている錯覚。
あぁ、この人だ。この人に追いつかれたら死ぬかもしれない。
音も無く近寄るそれに、とてつもない恐怖を覚えました。
私は無我夢中で階段を駆け上がりました。
死にたくない。顔を見たくもない。
玄関が目の前、その時、勢い良くドアが開きました。
「早く入って!お前はどっか行けぇえぇ!マキなんかしたら許さんんん!」
叫んだのは母でした。
最初の一言は私に、その後は私の後ろを見てそう叫び、私の腕を引いて家の中に入りました。
呆然と立ち尽くす私に母は「危なかったね」と、部屋へと入っていき、私も急いで部屋に向かいました。
…以上です。
その後、その人の視線を感じることも、追われることも無くなり、不思議なことに不審者とも遭遇することは無くなりました。
あのときどうして母に分かったのか、ドアを開けてくれたのか聞いてみましたが、亡くなったおばあちゃん(母方)が玄関の方を指していたから、と言っていました。
これがあのキッカケから5年間身をもって体験した話です。
ハッキリ見てしまったような、腑に落ちないような…
今でも実家に寄るときは視界に入れないようにしています。
この体験の話の間に遭遇してしまった数々の恐怖体験や、元カレのチャラさが災いして何故か私が嫌な目に遭ってしまった話、友人が心霊スポットに行ったせいでまた私が嫌な目に遭ってしまった話、実家に住み憑く悪戯な女の人のお話…
また良ければ投稿させて下さい。
状況が伝わりにくく、表現力が足りなく申し訳ないです。
最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。
投稿者:マキ
私は本当に怖かったですが。
前にお話しした出来事があったのは、小4のことでしたが、それ以降毎年冬になると、視線を感じるようになりました。
自殺のあったマンションと私の住んでいるアパートは
┳のようになっていて(━←こっちがマンションです。)私が住むのは4階なのですが、アパートの階段を登る前に右側にマンションがあります。
毎年視線を感じるのは、
・必ず夜。(冬なので暗くなるのが早かったですが、暗いときのみ視線を感じました。時間帯は覚えていません)
・周りに人の気配が無いとき
でした。
確か小6の頃、ふと距離が近付いていることに気付き、冬になるとアパートが近付けば階段まで走っていました。
両親にはあの日の出来事を話していましたが、視線のことは話していません。見た訳では無かったので…
ちなみに、視線の方を見てみたこともありますが、人一人見あたらなかったです。
中学生になり、「殺されてしまうかも」と思っていたので、友人に話したところ、冬は暗くなったら送ってくれるということになりました。
この視線の話だけで無く、住み慣れた団地にも関わらず不審者に追われることが多かったのもあり、その友人に限らず他の友人、友人の親も必ず送ってくれたり、両親が迎えに来てくれました。
そしてこの頃は特に、人間以外の者を見てしまったり、睨まれたり追いかけられたり…そんな事が多かったです。
(その前や後は、実体を見ることは極端に少なかったです)
そんな中学3年生の冬。
けして素行の良くなかった私は(両親や周りとは上手くやっていましたが、勉強が大嫌いで気付いたら周りはバカばかりでした)
受験生ということもあり、補導されたこともあり、門限があったのですが、23時でした。
送ってくれる約束もあったり、友人と親が仲良かったのもありいつもギリギリまで遊び、毎日階段下まで送ってくれていました。
そんなある日、珍しく寒い中外で遊んでいたときのこと。
気付けば22時半。周りの友人は楽しそうに遊んでる中、私は帰ることにしました。
「送ってく」と申し出てくれるまでもなく立ち上がった友人達に、何故か「今日はひとりで帰る」と言ってしまったのを覚えています。
友人達と別れ、少し歩いたとき。
ふと、車通りが全く無いことに気付きました。そして、人も歩いていない。
ヒヤッとしました。いつも怖いことがあるのは、こんな誰もいない、まるで知らない場所に来てしまったかのような時ばかりだったからです。
早足で進む中、もうひとつ嫌なことに気付いてしまいました。
私の通り過ぎる街灯だけ、消えるのです。
通り過ぎると点く。
近付くと消える。
家に着くまでの道のりの街灯、全て。
うわ~…。と思いましたが、「早く帰ろう」としか考えられません。友人達の元に戻る方が早いのに、いつもなら必ずそうした筈なのに、私はアパートに向かいました。
アパートが視界に入ると直ぐ、私は全力で走り、階段に足をかけたところでやっと一息。
怖かったけど、何もなくて良かった。
そんな事を考えながら、乱れる息をそのままに4階まで進みます。
ふと、視線を落とした時です。
「!!!」
声も出なかったです。
うちの階段は、真ん中に5cm程隙間があります。その隙間から下の階の階段が見えます(説明下手で本当に申し訳ないです…カクカクの螺旋階段みたいな、本当にありきたりの県営住宅です)
下の階段に、女の子がいたのです。
有り得ません。
只でさえ人一人見当たらなかった夜。
自分の呼吸音さえ聞こえるほど静かなのに、足音なんて聞こえなかったのです。
見た瞬間には、幽霊だとかそんなこと考えられませんでした。ただ立ち止まってガン見。
女の子の頭部。
綺麗な黒髪でした。セーラー服の襟が見えました。俯いているのか、顔は全く見えません。
私の住んでるアパートには、中学生は私と妹だけです。
目が離せなかったです。
そして、一段登れば見える筈の足は見えないのに、彼女の位置がまるで階段を登ってるかのように移動しました。
頭に過ぎったのは、マンション下の地面。
マンションの上から下を見ている錯覚。
あぁ、この人だ。この人に追いつかれたら死ぬかもしれない。
音も無く近寄るそれに、とてつもない恐怖を覚えました。
私は無我夢中で階段を駆け上がりました。
死にたくない。顔を見たくもない。
玄関が目の前、その時、勢い良くドアが開きました。
「早く入って!お前はどっか行けぇえぇ!マキなんかしたら許さんんん!」
叫んだのは母でした。
最初の一言は私に、その後は私の後ろを見てそう叫び、私の腕を引いて家の中に入りました。
呆然と立ち尽くす私に母は「危なかったね」と、部屋へと入っていき、私も急いで部屋に向かいました。
…以上です。
その後、その人の視線を感じることも、追われることも無くなり、不思議なことに不審者とも遭遇することは無くなりました。
あのときどうして母に分かったのか、ドアを開けてくれたのか聞いてみましたが、亡くなったおばあちゃん(母方)が玄関の方を指していたから、と言っていました。
これがあのキッカケから5年間身をもって体験した話です。
ハッキリ見てしまったような、腑に落ちないような…
今でも実家に寄るときは視界に入れないようにしています。
この体験の話の間に遭遇してしまった数々の恐怖体験や、元カレのチャラさが災いして何故か私が嫌な目に遭ってしまった話、友人が心霊スポットに行ったせいでまた私が嫌な目に遭ってしまった話、実家に住み憑く悪戯な女の人のお話…
また良ければ投稿させて下さい。
状況が伝わりにくく、表現力が足りなく申し訳ないです。
最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。
投稿者:マキ
コメント
コメント一覧 (27)
両親に話しておいて正解でしたね。お母さんのファインプレイと思います。妹さんは大丈夫?
誰かこの少女を成仏させてほしい。つよい霊力のある人。
助かって良かった!
次のお話もお待ちしております。
多感な時期って霊力も強くなるっていうからね
無事でなにより!
ご先祖さんに感謝やね
この話、怖かったですよ。
そんなことより明るく元気に、
現実的に生きてください。
嬉しいです(^^)
因みに私はこの人を祓えたかどうかわかりません。今もいるかもしれないです。でも私に憑いてるのか、マンションに憑いてるのか、もう成仏してくれたのかはわかりませんが、とりあえずお祓いは物凄いお金がかかるらしいので出来ないという本音です。
以前書いたとおり、今は全くわからないので…
そしてピンポイントでお返事になってしまいますが、10さん。
自慢と思われ、不快な思いをさせて申し訳ないです。
ただ、怖い話を書く掲示板(?)(ココ)を見ていたら書きたくなってしまったので
今全く恐怖体験が無いからこそ、ネットにも気軽に書き込んでしまいました。
そして私は結構明るく元気にリア充してますのでご安心下さい。(笑)
実際に体験したお話ですが、読む方には「怖っ(笑)」ぐらいの気持ちで読んでくれれば、書いた甲斐があるなぁと思っております。
沢山のコメントで喜んでしまっている自分もいるので、また書き込みしたいな~と図太く思っております。
本当にありがとうございました(^^)
仕事の帰りに自宅のガレージに車を止めてそのまま自宅のガレージで首吊りをしてしまいました
翌日、その友人の娘さんが第一発見者になりました
自殺者=悪霊みたいに面白おかしく書くのは辞めて下さい。お願いします。
余計なコト書いて申し訳なかったです。また次の話をよろしくお願いします。
何でそうなるのかね。
それはそれ これはこれだと思うが。
ハッキリ言えば コメントも自由だが投稿も自由。
状況が状況なので、誤解されたと思いますが、弔い方に問題がある場合、現世への恨み憎しみが強い場合、こうしたことが起こりやすく、お友達は大丈夫でしょうが、ぜひ心安らかに向こうに行けるよう、お祈りされますことを。
ごめんなさい。
色々なコメントありがとうございます。やはり捉え方は人それぞれだなぁと実感しました。
確かに胡散臭いですね(笑)心霊体験に限らず、自分が経験していないことって全部(テレビでノンフィクションと謳っているものなど)胡散臭いなぁ~と思ってしまう私なので、その気持ちわかります!
15さん、不快な思いをさせて申し訳ありません。他の方も仰って下さいましたが、けして自殺者=悪霊、面白おかしくしていたつもりはありません。私の友人も自殺していますが、その友人の亡くなった場所が心霊スポットになんかなったら私も許せません。ですが、未練がある癖に自分で自分を殺して後悔するなんて!という思いや、自殺なんて許せないという思いもあります。
幽霊が本当にいるのかどうかわからないし、もしかしたらこの体験も変な偶然が重なって幻を見てしまっただけなのかもしれません。ただ、何度も申し訳ないのですが、私が怖かったと思った話をこの場で打ち明けただけの話で、誰かを馬鹿にしたり傷付けたり、このお話に出る少女を笑い話にしたりするつもりはありません。
私は“もし今自殺したりしたら、あの少女の様に後悔してこの世に残ってしまうかもしれないから、悔いの無いように生きていこう”と、肝に銘じた体験でした。
そして嬉しいコメントもありがとうございました。
また、体験を書きたいなぁと思います。
嘘を書くと罰が当たりそうなので、つまらないかもしれませんがまたありのまま書きたいと思います(^^)
ここでのコメント返事はこれで終わりにします。
色々なコメント、反応、知れて嬉しいです。
また見かけた際は暇つぶしにでも宜しくお願いします。
自殺した人が身近にいるとこう言う話は苦手になるの?
例えばここに出てくる自殺した中学生の女の子の親とか兄弟がこれを読んだらテメーふざけんなよ‼︎って気持ちになるかもだけど…
でも、ここに投稿されてる話はほとんど作り話しだと思うからあんまり真剣に読むなよな?お前みたいな奴がここにコメントすると叩かれるだけだぞ!
自殺した人が身近にいるとこう言う話しは苦手になるの?
例えばここに出てくる自殺した中学生の女の子の親とか兄弟がこれを読んだらテメーふざけんなよ‼︎って思うかもだけど…
でもここに出てくる話は作り話しだったりオカルトだったりするからあんまり真剣に読むなよな?な、?
お前みたいな奴がここにコメントすると叩かれるだけだぞ
私も⚪️殺しょうって真剣に考えてた時期がありまして本格的にラクで痛みも少なく確実に⚪️殺の方法を真剣に探してた時期がありましたね…
さぁ、実行しょうとして結局最後には病院のベッドで目を覚ましたのね、そして死後の世界なんてそんな都合の良い世界は全く無い…そのことに気づきました。
そこには意識や感覚もなくって感情とか霊体も未練も何もありません残念ですけど…それが本当の死です。
死というものは自分と言う存在の全ての終わりを意味していますので…
肉体だけ滅んで心だけ残るとかは先ず絶対にありません。心も身体も、この世に対する未練も全て一緒に無くなります。それが本当の死です。
私は弱い人間で…つい、楽な方を考えて今でも時々自⚪️したくなります
死を理解しても…それでもオカルトや心霊が好きなのはやっぱり死が以前より身近になったからですね…
あるといいですね死後の世界って…
実際にいるといいですね幽霊って思います なんか気を悪くしたら本当にごめんなさい川。μ_μ)σ ☆あき