私には霊感がありません。
絶対見る!っていわれる場所に行っても見れない、
凄まじいまでの霊感0女です。
なので、聞いた話をまとめたもので…

もう20年も前ですが今私が住んでる県には3大心霊スポットがありました。
U山、N墓地、とタイトルにある某ホテルです(前2ヶ所行きましたが見れませんでした←)。

まぁ基本怖がりでそんな所、騙されでもしなきゃ行かないんですが、唯一行ってなかったそのホテルはもう物凄いらしくて、
友人がノリで行って、
締まってる門の前に行って車止めて眺めて、
入らないでやっぱり帰ろうかと
家に帰ったところ、
霊感のあるお母さんが家に着くなりばーんと
玄関を開けて出てきて、
「心霊スポット行ってきたでしょ!
車から降りてもらいなさい!!」
と…まぁ前に止めただけで何かついて来ちゃうそんな場所だったようです。

そんな所の中に乗り込んだバカの一団の一人が私の旦那です。
少年達(18.9才)数人で冒険のつもりで
意気揚々と廃ホテルに向かったのです…

門を登って敷地に侵入。
入れるところを探そうとぐるっと一周。
外見は落書きはあるものの窓が割られたりなどそこまで荒れてはいなかったようです。
入り口は錠前が幾つも掛けられていて開けられそうになし、
一階裏の非常口も溶接してあり、外から付けた錠前、どうにも開けられそうになし。

とりあえず非常階段を登って各階の全非常口を見て回る少年達。
全部の階が溶接、錠前が付けてあり、
侵入はまず不可能。
帰ろうか…あれ?あそこ開いてね?
最上階の、一番端の窓だけ、開いてるんです。
他の、窓はぴったり綺麗にしまってるのに。
少年たちは非常階段の手すりに乗って、その開いてる窓から中に侵入。

溶接してあって、完全に密封状態のはずの窓が開いてるって中から開けるしかない、誰か住んでんのか、人外の何かが存在するのか、
群れた少年たちの興奮度はMAX。
パシーン、パリーンとラップ音が響く廊下を
「おおおー?」「出る?出る?ねぇ出る?」
と騒ぎながら奥へ

エレベーターのあるホールに着くと、
なんと、電気も通ってないはずなのに
エレベーターが動き出したんです。
うんうんなる機械音に少年たちは盛り上がり、
「おおおおおおおおおおお」と各々煽るように唸り
遂に、自分達のいる階にエレベーターが着いてドアが開いた瞬間
「幽霊さんご登場イェーっ!!」と叫んだんです。

何も乗ってませんでした。
何か乗ってたかもしれないけど何も見えなかったらしいです。
ていうか、乗ってたらどうしたんだろっていう。

ちょっと盛り下がる少年たちですがエレベーターから少し奥に行った所に
不自然な壁があったんです。
それが防火シャッターと気付くのに時間がかかりました。なんせ
何かのお札がびっしり貼ってあって、
まぁコレには流石にビビったみたいで、
ラップ音は相変わらずだったし、
幽霊は見れなかった(見れなくて幸いだったかも)けど、
十分だろ、と踵を返した途端、
シャッターをバンバンバンバン!と叩く音が!
「うわああああああああ」
って最後は叫んで、
怖がって帰ったっていう。
少年たちの冒険談はここまでです。

後日談。
少年たちには特に何事もなかったんですが、
廃ホテルは取り壊されました。
どうも、死人が出たそうで。
まぁ、少年たちの他にも冒険に行った人はいっぱいいたみたいで…
理由は、その開いてたはずのあの端の窓が閉まってて足をすべらしたとか…

心霊スポットは危険もそうですが、
不法進入は犯罪ですので、皆さんはしないようにしましょう


投稿者:K家嫁