ある、廃墟めぐりが好きな友人に誘われ、廃墟に行った話。
私は全く廃墟に興味はありませんし、幽霊や神なども信じていません。初詣に行っても賽銭もあげずに願いを唱えたり、おみくじやお守りも平気でゴミ箱に捨てる人間です。ただ、オカルトは話の種としておもしろいと思い、興味本位で誘われるままに付き合いました。

前日、メールで友人と相談し、ある地元で有名な廃墟旅館(心霊スポットとしては超有名なようです)と、全然有名ではない廃校の2つに行く事になりました。
不思議なことに、出発前日の夜、人生初めての金縛りにあいました。経験者はわかると思いますが、あの感覚です。頭は冴えている(と思っている?)のに、体が動かない。たぶん、仕事で疲れてるんだろうなー、と思っていたとき、玄関でピンポンと鳴り、「ただいまー」と声が聞こえました。それは、彼女の声でした。でも彼女は今日の夜は仕事なので、彼女ではない、というのは直感でわかりました。しかも、鍵をかけてあるはずのドアが開き、誰かが部屋にはいってきました。やばいな~、と思っていた矢先、声は耳元で、もう一度「ただいま」と言いました。それは彼女ではなく、幼稚園女児のような声でした。そこで意識は途切れ、目が覚めました。
次の日、あまり気にせずに(というか、あまり覚えておらず)友人と予定通り廃墟めぐりをしました。まず最初に、有名な廃墟へ。出る、と言われてる風呂場やトイレなどに興奮しつつ、写真を撮りまくり、楽しく終えました。特に何もかんじませんでした。
次に、廃校へ。ここも、特に何も感じず、興奮して楽しんで終わりました。何事も無く、各々帰りました。
不思議なことが起こり始めたのはそれからです。
その2日後、深夜に部屋の火災報知機が突然鳴りました。当然の事ながら何もしておらず、寝ていた最中、突然なりました。
今まで一度もなったことはありません。
そこで、そういえばその有名な廃墟は、昔旅館で火事があったということをネットでしり、もしかしてそれかも…、と思い、始めてゾッとして、とにかく火災報知機を外しました。でも、単なる偶然だとも思い、あまり気にはしませんでした(でも、怖くてそれ以来、寝るときにはテレビをつけて寝ています)
それからと言うもの、1週間毎くらいに
風呂に入ってたら突然電球がきれたり、部屋の押入れの仕切りが突然壊れたり、トイレの水を流すチェーンが切れたり、不思議なことが重なりました(ただの部屋の老朽化かもしれませんが)しかし、その後も、ある大手ショッピングセンターで、私ひとりがエスカレーターに乗っていると、突然エスカレーターが止まったりしました。また出先の駐車場で停車中、突然右前方で「ガンガンガン!!」とサイドミラー?が叩かれるような音と衝撃がして、でも誰もおらず、
気味が悪くて自宅に戻って、バックで駐車する際、うまく駐車できず、そこではじめて、右のサイドミラーの角度が変わっていたことに気づきました。
など、不思議なことがたてつづけに起こったもので、さすがにこれは幽霊のしわざだ、あの火事の旅館でとんでもないものを連れてきたと思い、有名な霊能者のとこへ行っていきました。これもぶっちゃけ興味本位で、霊能者なんて全く信じていないし、ただのペテン師だと思っているので、まあ、話の種にと遊び半分に旅館の話をしました。
そこで、その霊能者は言いました。「あんたはあの学校で何を連れてきたの?」と。
そこで、初めて、心底震えました。
2番目に行った学校の話はしてないし、まさか、そっちとはまったくおもっていなかったので。でもよく考えれば、金縛りの時の声が幼稚園児のような声だったのとか、その後の不思議現象も、子供のいたずらのようなものであるし…。
その話をしてから、、ピタッと怪奇現象はなくなりました。

なんだったんでしょうね。
とりあえず、もう廃墟には行かないようにします。
そして、未だに火災報知機は設置することができません。


投稿者:TONNY