この話も小学生の頃の話。
恐怖も当時はあったのだが,不思議と救われた気持ちにもなった実話である
あれは夏の暑い日でした。

友達3人と俺,弟の5人で山にカブト虫を取りにいった時である。

俺達は、たんたんとお目当てのクワガタやカブト虫を獲っていました。
時間が経つにつれ、どんどんと山奥に入っていく俺達その行動は少しずつエスカレートしていってるようにも見えました。
とうとう人目のつかないような場所までさしかかった時,弟が俺に指さしました。
指の先にあったのはなんともいいがたい一本の長い木でした。
その木は,周りの木と比べ異様な形をしており,そのまわりだけものすごく足下の雑草が覆い茂っていました。
当時の記憶だと,あれはヤバいと瞬間的に感じとった自分,まわりの友達の反応もヤバいと感じとった様子でした。

しかし,弟だけは言うことを聞きません。確かにお目当てのものはいそうなのですがあきらかにヤバいのです。
俺も含め,友達皆あれはやめとこう他をあたろうと言ってました。

一度は諦めたものの,諦めがつかないのか弟は、まわりの制止を振り切りその木に近づいていきました。
そして足下もよく見えない木のくぼみに手を入れようとした瞬間,足下の木の隙間から赤い眼をした真っ白の大蛇が弟の手めがけて大きく口を開きました。
大きさはプロレスラーの肩腕ほどで大きな口は弟の小さな腕の何倍ものデカさでした。
見た瞬間,我ながら弟おわったと思いましたが恐怖のあまり俺,友達は一斉に大声をだし停めてある自転車の所まで山を駆け下りました。
自転車の所まできてみんなパニックになってましたが,何故か弟までいるのです。噛まれなかったのかと聞くと,大きく開いた口に覆い包まれる瞬間手元をすり抜けヤブの中に去っていったそうです。
俺らはその場にいてもたってもいられず町のふもとまで一斉に自転車で駆け下りおりました。

後日、親や他の友達に話したところ,白い蛇はいい蛇できっと俺達がそれから先にある危険や警告の意味で出てきたのだと教えられのを記憶してます。



投稿者:修行僧