都内近郊。
18年も前の8月の事。

私は就活中で、とある外資系の会社面接にでかけた。
当時外資系会社のあるような立地でなく、
多分安い賃料が魅力でその会社がそのビルを借りたのだろう。

面接は19時。
アルバイトを終えてからで、少々疲れていた。
おまけに18時半には到着してしまい、
どうやって暇つぶしをしようか考えていた。

夏の生ぬるい風が頬をなでていく。
さっきせっかく化粧直しをしたのに、
汗とともにファンデーションは剥がれ落ちた。

しょうがない。
会社回りの環境拝見といくか。
ビル裏手の住宅街をのろのろを歩き出した。

住宅の合間合間にある雑貨店を見ながら
時間を稼ぎ、やがて十五分が過ぎた。
ではそろそろかと、ビルに向かって歩き出したその時。。。

ビルの横手にある公園のトイレ脇(歩道に接面)の路上で、
私はひどく大げさにぶっころんでしまった。

一瞬、体が宙を舞って、
胸と腹から思い切り着地した。

(ううう)
鈍痛で声にならなかった。
そして、右足首に残る握られたような感覚。。。。
宙を舞う直前、足元辺りに白い手のようなものが、
目の端に見えたのだが。。。

面接前の負傷だったが、何とか痛みをこらえて
面接に臨んだ。しかし、多分顔はひきつっていたに相違ない。
で、結局その会社になぜか合格してしまった(笑)

それで、その会社の立地は、
江戸から続く旧街道を少し入ったところにあり、
悲惨な歴史の旧跡の近いところ。。。。
そしてその公園は、その旧跡を公園化したところ。。。。


投稿者:まりも