大学病院へ入院した時の話の別バージョンです。

四国のK県の大学病院に入院している時、不眠の為 いつも面会室で夜更かしをしていた私ですが
膝から下だけの足を見かけて以来 波長が合ってしまったのか、おかしな物音をよく聞くようになった。

元々 少しの霊感は有った方だが、はっきりと見える訳ではないほどの微霊感持ち
今までは、気配とか何かいるなぁ~程度しかわからなかったのが、割りとはっきりと聞こえる。
ひとつは、週に1~2回だが、午前3時位になると、面会室前の廊下で何かを引きずる音が聞こえる。
「ペタッ ズルズル」と言ったテンポで、ゆっくりと何かが移動している感じ
怖いから ホールに背を向けて座っている私は、目の前の窓のガラスに映ったホールにチラッと目をやるが、何も見えない。
気のせいかと思いゆっくり振り返って見ると、床の上に病衣を着た上半身だけの老婆が床に手を着いて、移動している。
下半身は、見えないのか無いのかわからないが、手を着いたときに「ペタッ」と音がし 腕を曲げて進む時に「ズルズル」と音がしている・・・
思わず見てはいけないものを見てしまったと思ったが、動くことは出来なかった。
ただ 金縛りには合わなかったので、ゆっくりと頭を反対に戻し 音が去っていくことを願っていたら急に音が消えた。
「あー 怖かった。もう 部屋に帰って睡眠薬でも飲んで寝よう」と思って、PCを入れる為の鞄を取ろうと、机の下を見た時
その老婆が、私の足元から私を見上げて「家に帰りたい・・・・」と言った後 消えた。
その後は、その時間帯は別の場所で過ごすようにしたから、見てはいないが
今でも あの老婆は、病院をさまよっているんだろうか・・・


投稿者:えんこう