俺が警備員やってたのは、テナントがいくつか入ってるビルなんだ。
常駐警備員ってのは途中に待機時間ある位で、基本的に交代制の24時間勤務なんだよ。 
故に深夜ビル内の巡回や駐車場の巡回なんかもやるんだけどね、
必ず決まった時間に発報するパッシブセンサー(人影とかで反応する)箇所あんのよ。
まぁ先輩や隊長からは「あのパッシブはオカルト発報だから」って聞いてたから気にしてなかったんだよ。 
でもね、発報あれば一応行かなきゃいけないのが警備員だからさ、一応行くんだよ。6階にね。
でもって毎度の事ながら発報したんだが、俺は駐車場の巡回してたんだよ。 
無線で『また発報したよ。外から何か見える?』って言われたからさ、
「見て来ます」って言って、ビルの表に回って6階を見上げたんだよ。 
外から見て初めて気づいたんだけど、6階のパッシブある辺りが青く光ってたんだよ。 
すげぇビビって、無線で「6階パッシブ近辺で光を見た!急行して!」って連絡してから、
防災センターにダッシュで戻ったんだわ。 

防災センターで各階のエレベーターホール、各フロアのモニターを確認してたら… 
6階に急行した先輩の後ろを、何か青い輪郭の影みたいのがついて行ってるんだわ。

先輩に無線で「先輩の後ろに何か居ます!」って言ったんだけど、
先輩に無線届いてないのか全然気にせず歩いてる先輩…
でもモニターには、先輩の後ろの影がずっとついて行くんだよ。怖くてさ… 

先輩戻ってきたから経緯を話したんだけど…先輩から信じられない話聞いたんだ。 
先輩「いつものことだと思って、6階に行かずにトイレ行って来た」 
俺「えっ?だってモニターに先輩が映ってましたから!マジで影が居たんです!」 
先輩「そんじゃモニターの録画見てみようぜ(笑)」
なんて余裕かましてたから、ムカついて録画みたんだよ。 
そこに映ってた警備員は、よく見たら先輩じゃなくて…俺だったんだよ。 
もう訳わからなくて、あの当時は6階に行くの怖くなっちゃってね。

転載元:職場であった怖い話