言論の自由といいますか、表現の自由といいますか、皆様からの批判が凄いですが、一部の方が面白いとコメントしていただいていますので、続きを書かさせていただく。
悪しからず、私は確かに文才が人並みにある訳ではないかもしれない。
確かに学歴も中学生までである。
がしかし、吾輩は執筆が好きである。
厳しい意見を頂戴しつつ、さらなる進歩と繁栄を目指して、綴らせていただく。

「おかっぱの少女」

この話しは、ハンディカム事件のあと、そう、姉の知り合いの霊媒師のような人を紹介して頂いた後のお話だ。
あたしは、その霊媒師的な人の所に連絡をし、伺うことになるのだ。
車で約30分足らずの田んぼしかないような場所に、ポソッと建つ家。
瓦屋根の昔ながらの日本家屋だ。
ここが、霊媒師的な人の家か?
っとどぎまぎしながら、敷地に足を踏み入れる。

ジャリ、ジャリ、っと俺のスニーカーは、小粒の石ころを踏みしめる。
踏みしめるたび、石ころ達が擦れあい、まるで神社の境内を彷彿とさせる、なんとも心地よい音を奏でる。
そんな音に浸りながら歩いていると、

「まだだめぇ!」
っと霊媒師的な人は叫びながら何かを撒いている。

俺の足はビクッと止まった。
その姿はまるで、だるまさんがころんだだろう。足を出している形で固まっている。

「あんたら、霊つれてきとるから」
っとおぞましい発言。

撒いたものを良くみると
塩と酒だ。

恐らくだが、塩と言ってもテーブルにあるサラッとしたタイプではなく、
ザラっとした粗塩だと、不思議と直感が働いた。
酒はあまり飲めないタチなので、詳しくはわからないが、恐らく清酒と俗に呼ばれているモノだと思う。
それを撒いているのだ。

入るなり、ここに座ってと、ソファに座らせられる。
部屋は、そう、12畳か15畳か、曖昧だが10畳よりは大きいと思う面積であったと記憶している。
何故かと言うと私を含めて友達四人、霊媒師一人の計六人がその部屋にいたからだ。となると、間違いなく10畳よりは広いという計算になる。

今六人と言ったが、実は違うのだ…
そう、途中までは六人と思っていたが、なんと、その霊媒師的な人の背後に小さな人影がポソッと見える…

え?誰?
前髪がパッツパツの学校の制服を着た、そう、学年にして3年生くらいの小さな女の子だった。
その風貌は日本人なら誰でも知っているであろう、あのお方を彷彿とさせている。
察しのいい方はすでに気づいている事だろう。
トイレの◯子さんだ。

失礼な話だが、おいらは一瞬、
唾を飲んだ。

「嗚呼、この子はあたいの娘だよ。娘もあたいに似て色々見えるんだよ」と
霊媒師的な人は淡々と話すのだ。

静寂の中、娘と俺は目線があう…

ピィーンと張り詰める空気と雰囲気…

じぃぃぃと、俺を見つめる娘…

どちらか勝つか負けるか、
目を離しした方が負け、目を離さなかった方が勝ち、目を離さなかったり、離したりしなければ引き分け、
そんな独自のルールがこの瞬間に設定されたかのように、二人だけの勝負が繰り広げられていた。

何分たったんだろうか…
いや、多分何分もたっていない…
たっている気になっていただけで、
全くもってたっていなかった。
何故ならたっていたら、隣にいるお友達が、「何故ずっとたっているの?」と、話しかけてくるはずだからだ。
たっていた俺は椅子に腰をかけた。
時計に目を配る。
時計の針は、さほど動いていない。
やはり時間はたっていなかったのだ。座った俺は、負けを認め、深くため息をついていた…

「とにかく、例のビデオを見せて頂戴。」
っと霊媒師的な人がおっしゃった。

おいらたちは、そこにあった、今は懐かしいビデオテープを差し込んだ。
テープはクルクルと右回りする…
中の黒いフィルムがまるで時計の短い針のようにゆっくりと動きだす…
すると画面にはあの映像が流れる…
橋の所で、
「止めて!」
と霊媒師的な人は叫んだ。

「これは警告よ」
とKに忠告したのだった。
話によると、Kの身に何か起きるかもしれないかもしれないと言うお話でして、Kへの忠告という結末だった。

それからは生命判断や、恋愛相談をして、後は酒をかけてお皿ごとテープを川に流しなさいと教えて頂き、
後日、すみませんでしたと、本気で謝りながら、流したのだった。

で、帰りに、車に乗り込もうとしたとき、誰かが俺のズボンを引っ張る…
みると、あの娘だ。

お兄ちゃん、タバコ吸わない
お兄ちゃん、タバコ吸わないよね
タバコ吸わない

と連呼してくるんだぜ、
まじびびったぜ。

おれは、いや、お兄ちゃんタバコ吸うよ。何よりも大好きだよ、ニコチンが。と返すが、

お兄ちゃん、タバコ吸わない
お兄ちゃん、タバコ吸わない

と、そう、壊れたロボットが、
そのセリフをインプットされていて繰り返す様ななんともおぞましい環境が今この瞬間に訪れたのだ…

「お兄ちゃん、タバコすうからさ。
じゃあね」と言って家路に足を運んだ。

それから数年後…
俺は突然顔がマヒしてしまった。
病院にいった。
先生がいった。
タバコは絶対にやめてください。と

あたしが勝手に結びつけているだけかもしれない。
が、しかしこの体験をしたものはみな
口を揃えて言うだろう。

あの娘には、何かが見えていた…

物理とか化学とか理論とか論理とか、
国語とか、図工とか、算数とか、そんな学校で教えてもらえることではない、辞典にもない、教科書にもない、説明書にも攻略図鑑にもない、そう、アインシュタインでも解けない謎の何かが見えたのだろう。

だが安心してほしい。
今わたしは病気は治っている。
が、しかしあの日以来
タバコは一本も吸ってはいない…

お兄ちゃん、タバコ吸わないよね

嗚呼、吸わないさ。36歳の俺は…

とまあ、余談だが、あのビデオを撮った一週間後に、俺とSが乗った車は、信号待ちでおカマをほられた。
対した事故ではなかったので、よかったものの、何故あのとき事故をしたのか、防空壕に行っていなければ、事故はなかったのか、今さら思い出しても起きてしまったことは仕方ない。
過去に囚われず先を進もうと、背中を押してもらったのかもしれない。


おわりに
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。前作よりはその状況をより鮮明にお伝えできたのではなかろうか。背中をヒンヤリして頂いてもよいし、どぎまぎしてもらってもよい。
個人それぞれにそれぞれの捉え方で構わない。それが、怪談だと思うから。


反響がありましたら、次回は
廊下をあるく足音
をお送りいたします。
駄文乱文ですみませんでした。


投稿者:スーパー奇天烈