今は絶縁しましたが、霊感一家という友人がいました。某宗教に入信していて、何か悪いことが続いたり大きなトラブルがあると因縁だの業だのと言いそんな時だけ必死に経を読むという、普段は常識的なのに少し癖のある一家でした。


オカルト好きで怖い話が当然大好きな私。友人宅に遊びに行くと時々友人や友人の家族が怖い体験を聞かせてくれていました。


ある日、何の話をしていたか失念しましたが流れ的にまた怖い体験談を友人の父が始めました。


まだ友人が小学生の頃、大型犬を2頭飼っていたそうです。この2頭はとても仲が良かったのですが、1頭が肛門から脱腸してしまう病気になってしまい安楽死をさせることにしたそうです。肛門から腸⁉︎と想像してゾッとしました。


安楽死ということは病院で処置をしてもらったのかな?と思いながら話を聞いていると、なんと病院ではなく保健所に連れて行ったと。その時点で私はそれは単なる飼育放棄じゃないのか?とゾッとしたと同時に嫌悪しました。私は動物好きだし当時大型犬を我が家で飼っていたから余計に嫌悪感がひどかったです。それでも何も言わず話を聞き更には愕然としました。


その病気の1頭をひとりで逝かせるのは可哀想だし残る1頭も寂しかろうと、健康な1頭も保健所に連れていったそうです。そして殺処分される日、皆んなで家でのんびり過ごしていると2頭の遠吠えに近い鳴き声が家の中に響いたらしいです。一家全員がそれを聞いたそうで…


お別れを言いに来たんじゃろね!犬は恩を忘れんきなー!と興奮気味に友人たちは盛り上がっていました。


本当にお別れを言いに来たのか?と疑問に思いました。2頭のことを思うと死を察した2頭は悲しかったろうなと、それを最後に訴えたんではないかと思いました。


そして…彼らがお金を惜しみ治療を放棄した挙げ句に保健所に託したことはもちろん健康な犬までアッサリ手放す薄情さ、そんな事は一つも申し訳なさそうでも後悔するでもなく、むしろその後の不思議な体験を嬉々として話す精神が不快でゾッとしました。


少し趣旨が違いますが、微オカルト要素を含んだ怖い話として投稿させてもらいました。彼らが入信している宗教は決して危険なものでもおかしなものでもないですが。ご都合主義な人は宗教理念も自分の都合が悪いときにばかりかざしてしまうのかな?と思います。ちなみに友人の弟だけは自動的に入信させられたに過ぎず信仰心がないようです。犬のことも今考えれば確かに可哀想でしかないと言っていました。お目汚し失礼しました。



投稿者:ルー