こんにちは。

前回細長い男を投稿した者です。

今回も、知人のA(20代、女)の体験した話です。

Aがお休みの日に女友達のBと出かけた時のこと、大型ショッピングモールへ向かうのに少し離れているので車で向かうことにしました。


Bと合流して20分ほど車を走らせたところに山に登っていく坂の上にトンネルがあり抜ければ隣町に出て、近道にもなるのでその道を行くことにしました。

坂を登り始めた時に、聴いていたCDが途切れ途切れになり始めました。

B「あれ?CD調子悪い?」

CDの調子を見ようとBがプレーヤーに触ろうとしました。

するとAが、
「いいよ。何にもしなくて。」と返してきました。

運転しているのはAなので、Bは
(最近プレーヤーの調子が悪いのかな?)
くらいに思ったそうです。

そのうちCDは完全に止まってしまいました。

B「止まっちゃったね。」
A「、、うん。」

まだ、坂の中腹でした。
今度は少しずつ車の速度が落ちてきました。

坂道だからかもしれませんが、Aの車は新車の普通車で買って1、2年くらいしか経っていないので、まだまだ元気に走れます。

明らかにおかしい、と2人が思い始めた時、
Bが「一旦止める?」とAに聞いてみました。

A「車止めたら多分動かなくなっちゃうよ。」

そのやり取りの間も速度は遅いですが坂道を登っていました。

少しずつトンネルが見えてきました。

A「ひゃっ!」
B「何?」
急なAの反応にビックリしたB。
A「右側の下の道の神社!」

坂道の下の道の近くに神社がありました。

BもAと同じ方向に目線を向けた時に後悔しました。

神社の鳥居の外に真っ白な女が居てこちらを見上げていました。

見た瞬間鳥肌が立ち、その異様な姿がまだ明るいということもありよりはっきりと見えて恐怖が倍増してしまいました。

Aに目を向けると明らかに顔が引きつっていて、前しか見ないようにしているようでした。

もう一度振り返ったBはまた後悔しました。

その白い女がさっきの位置から移動して明らかにこちらに近づいていました。

はじめ見たのが50mくらい離れていたとしたら、一瞬で半分の距離くらいまで近づいてきた感じでした。

より近くで見たその女は髪の毛も肌も服も白、ただ目がなく空洞になっていて、そこだけが黒、不思議なことに眼球はないのにこちらを見ているのはわかりました。

ヤバイ!という単語しか浮かばないくらいパニック状態でした。

Aはおもいっきりアクセルを踏んで少しでもこの場から離れようと必死でした。

トンネルに入り女も見えなくなりました。

ちょうどトンネルが山の頂上にあるので後は下っていくのみでした。

幸いトンネルを抜けると車の調子も元に戻りました。

2人ともトンネルを抜けても後ろを振り向くことができなかったそうです。

人が多いところに行けば安心すると思ったので急いでショッピングモールに行きました。

着いてすぐに立体駐車場に車を止め、人がたくさんいるフードコートで少し落ち着きを取り戻しました。

Aは坂のちょうどCDの調子が悪くなってきた時に何か違和感を感じ始めていて、車を止めるとヤバイと思ったそうです。

AもBもチラッとその白い女を見ただけですが洒落にならんくらいヤバイものというのはわかったようです。

その後、あの白い女が気になったBが周りの人にあの神社のことを聞いてみたそうですが、結局よくわからなかったそうです。

もともと神社にいたモノなのか、たまたまそこにいただけのモノなのか今ではわかりません。


投稿者:ぬこ