お久しぶりです。

今回も知人のA(20代、女)のお話です。

少し前にAは長く付き合っていた彼氏と同棲を始めました。

彼氏の家の近く、自分の家からは結構離れた場所で、2DKの少し古いタイプのアパートに彼氏と住み始めました。


結婚を前提とした同棲だったので、それまで勤めていた会社を辞めたAは、朝は彼氏を仕事に送り出し、それから洗濯などをして、お昼を食べてたまに少しウトウトしてお昼寝などしていたそうです。

少し寝ようと思い、横になりました。その部屋にはには小さいながら押入れがありそれが少し開いていたそうです。

閉め忘れたかと思い、その時は閉め直しました。

その日はそのまま、お昼寝をしたそうです。

その次の日も押入れが開いていました。

彼氏がきっちり閉めてないのだと思い、その時もAは閉め直しました。

その次の日もそのまた次の日も、押入れが開いていて、その都度Aは閉め直していました。
彼氏に細かいことを言うのは気が引けたAですが、ずっと気づいた自分が閉めないといけないのが嫌になってきて、ある日彼氏に押入れの戸はちゃんと閉めて欲しいということを伝えました。

すると、彼氏からは朝、布団を押入れにしまう時きっちり閉めていると言うことでした。
(朝は、Aが先に起きてご飯の支度をし、彼氏を起こすそうですが、その時彼氏が布団をしまうようにしてくれていたそうです。)

それを聞いて始めは部屋が傾いていて勝手に開いてしまうのかも、と思ったようですが、それなら部屋の他の引き戸も同じように開くはずで、その押入れだけが開いているのはおかしい。

それと、毎日見ていると彼氏がいない時、Aだけが部屋にいる時しか、開いていないということでした。

特に怖いと思っていなかったAですが、いつものように戸を閉め直し、振り返ると、一瞬目の端で何か黒いものが見えました。

Aは一瞬の事なので勘違いかもしれないと、あまり気にしなかったそうです。

その日の夜、布団を敷こうと押入れを開けたA。
また、目の端に黒いものが見えました。

ハッキリとは目えないので勘違いだと思い、そのまま布団を敷き終わりました。

それから夜中寝ているとふと目が覚めたA。
隣で寝ていた彼氏に目を向けると、彼氏の上に黒いものが覆いかぶさっていたそうです。

ギョッとした、A。
いつの間にか体が動かなくなっていました。
目だけが動かせ、その黒いものから目が離せませんでした。

見ていると黒いものがこちらに向きました。

顔らしいところには、目だけがありギョロッとこちらを見たそうです。

そこで気を失ったのか、気付いたら朝になっていたそうです。

それから、少ししてAはその彼氏とは別れてしまいました。

原因は、そのアパートを早く出たかったAが、彼氏に実家に帰るか、彼氏の家に住むかどっちかにして欲しいと迫ったら、結婚しても少しの間はそこに住もうと思っていた彼氏には、その話が急すぎて、もともと優柔不断な男だったので煮え切らない返答をされたそうです。

長い間その彼氏と付き合っていたAですが、この件で踏ん切りがつき別れたのだと言っていました。

因みに問題のアパートですが、Aが大家さんや不動産会社に事故物件ではないか?と問い合わせてみたそうですが、特にそんなこともなかったそうです。

もし事故物件なら契約の時に必ず言う、と言う返答をされたそうです。

その黒いものが何だったのか、その後彼氏がどうなったのか、全く連絡を取らなくなったAには、何もわからないし、わかりたくないと言うことだそうです


投稿者:ぬこ