お久しぶりです。

今回も知人のA(20代、女)のお話です。

Aが社会人になりたての頃、電車で通勤をしていたそうです。
家から駅までは歩いていくと10分程度で、踏切を渡って少し歩くと駅のホームがあります。

その日は会社の飲み会があり、仕事が終わってから一旦家に帰って着替えて会場に向かいました。


会社の人たちと飲み、それが終わると特に仲良くしている職場の人とカラオケに行きました。
すっかり遅くなり、終電を逃すとめんどくさいことになると思い、職場の人たちとはお開きにして、急いで終電の電車に乗りました。

もうだいぶ夜も遅くなり、日付が変わるかどうかというくらいの時間。

自分の降りる駅で電車から降りました。

そのホームに降りた時から、嫌な感じがしたそうです。

ホームの一番端の方に、何か白いものが見えたそうですが、少し酔いも回ってめんどくさいという気持ちもあり、特に気にしなかったそうです。

それからゆっくり家までの道を歩き出しました。

その時気付いたのですが、後ろから誰かがついてくる気配がしたそうです。

多分さっきの白いものだと思ったそうですが、だいぶ距離が離れていたので、気づかないふりでやり過ごしていたそうです。

そうこうしていると、ちょうど踏切のところで自分が乗ってきた方向とは反対に行く電車が来たらしく、踏切が警笛を鳴らし出しました。

ここで足止めを食らうと、白いものに追いつかれると思ったAは、急いで踏切を渡りました。

そして振り返ると、降り切った踏切のバーの向こうに、その白いものが立っていました。

いつの間にかAのすぐ後ろに居たみたいで、ギョッとしたA。

その白いものは黒髪の長い女の人で顔は髪に隠れて見えませんが、白のワンピースのようなものを着ていたそうです。

そこに立っているのはわかるのですが、膝から下は透けていて見えなかったそうです。

少しの街灯の光の中で見るとより一層白さが際立って全体的に白黒の映像のように見えたそうです。

電車が通りすぎると、もうそこにはその白いものは、居なかったそうです。

消えたのか、どこかに行ったのか。

Aは急いで家に帰りました。

それから特に何もありませんが、その白いものは結局何だったのかわからず、Aもそれ以降見てないそうです。

Aが知っている限りではホームで何か事故があったなどそういう事はなかったそうです。


投稿者:ぬこ