僕には霊感がある為、今まで様々な霊体験をして来ました。これから話す内容は、去年の春~夏の間に体験した出来事です。

僕は食品卸売り市場で働いていて、大型トラックで毎晩19時に会社を出発し、港の市場まで仕入れに行き、翌朝7時に帰社するという、いわゆる夜勤のトラックドライバーをやっています。ルートは決まっているので、毎日同じ道を往復しています。

そんなある日、たしか去年の4月頃の真夜中。毎日通る道を走っていると、右手200メートル程先に二建てのアパートが見えてきました。いつもは全く気にせず通過するのですが、その日は何かを感じていました。そしてアパートを通過する瞬間、二階の一室のベランダに女性が立っているのが見えました。


時計を見ると、午前2時30分でした。こんな真夜中にベランダに出て何してるんだろう?と不思議に思い、暫く考えながら運転しましたが、港の市場に着く頃にはすっかり忘れていました。

数週間後、そのアパートを通過する時、再びベランダに女性が立っているのを目撃しました。僕の勝手な憶測としては、その女性の職業は水商売。真夜中に帰宅して、ベランダに出てタバコを吸ってる。と結論付けました。

しかし、8月のある日。その日は土砂降りで、もの凄い雷と稲光という最悪の天候。そんな中トラックを走らせていると例のアパートが近付くにつれ、僕は何かを感じていました。

やがてアパートを通過。土砂降りと雷と稲光の真夜中に、女性はベランダに居ました。通過する間の5~6秒に確認出来ましたが、確かに女性はベランダに立っていました。。

さすがにおかしいと感じだ僕は、帰社してから数人の同僚にアパートの話をしました。すると一人の後輩が興味を示して来ました。聞くと後輩の嫁の実家が、そのアパートから車で15分程の場所にあるとの事でした。

後輩は、数日後に嫁と2人で嫁の実家に行く予定なので、ついでにそののアパートを見てくると言って意気込んでいました。僕も、あの土砂降りの中ベランダに立っていた女性の事が脳裏から離れず気になっていたので、後輩からの報告を待つことにしました。

数日後の休日の朝、後輩から電話が来て、今から嫁の実家に行って来ますので
明日の朝、職場で会ったらアパートの件について報告しますと言って電話を終えました。

翌朝、港の市場から戻った僕は荷台から大量の荷物を降ろし終えると、後輩がやって来て、後で暇を見て電話しますと言い残して去って行きました。

夜勤の僕は、朝9時に帰宅。くつろいでいる所に後輩から電話が来ました。

昨日の日中、後輩は例のアパートに一人で行き、様子を見て来たそうです。アパートの造りは、二階建てで、一階に5室、二階に5室あったとの事。俺が女性を見たのは二階の真ん中の部屋のベランダ。しかし後輩の話では、二階の両サイドの2室は人が住んでいるが、中3室は空き部屋だったとの事。部屋にはカーテンが無く、空き部屋である事は一目瞭然だったとの事。

後輩はアパートの事を嫁に話した所、そのアパートの近くに住んでいる友達がいるので、電話でアパートの状況を聞いてくれたそうです。

嫁の友達の話をまとめると、僕がアパートのベランダで最初に女性を目撃した野が去年の4月。その8ヶ月前、当時その部屋で一人暮らしをしていた30代の女性が部屋で睡眠薬を大量に摂取して自殺したとの事。自殺の詳細は不明。

両サイドの部屋の住人は、すぐに引っ越した為、それ以来3室は空き部屋のままらしいです。

実は、女性が自殺して以降、真夜中にアパートのベランダで女性の幽霊を目撃したとの噂が拡散したため、アパートの経営者がお寺に依頼して、お祓いをした事があったそうです。

まあ、つまりは霊感のある僕は女性の霊を見たという事で間違いないようです。僕自身、特に驚きはしませんでした。むしろ、やっぱりか…という思いでした。

こんな感じで、僕は霊感がある為に、見たくない物体を嫌でも見てしまう時が多々あります。そんな僕が思う事は一つ。今現在あのアパートで暮らしている住人は、自殺の事実を承知の上なのか?特に二階の両サイドの部屋の住人の事が気になります。


投稿者:田舎の大人