怖い話のまとめ - オカ学.com

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こむぎ

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鏡の前の久実ちゃん

マスダくんは、小さい頃に経験した不思議な体験がいまだに忘れられないと私に話してくれた。

マスダくんは、小さい頃は、長野の田舎に住んでいたらしいが、あまり友達がおらず、小学校が終わった後はいつも一人で遊んでいたそうだ。家の周りには、民家もまばらにしかなく、山や川がすぐ近くにあったので、一人遊びしていても全く飽きることがなかったらしい。
迷子にならない程度に一人で色んなところを探検するのが日課だった。
小学校が夏休みに入ったある日、マスダくんは、いつも見慣れている川の脇を歩いて、どこまで辿って行けるか挑戦していた。だんだんと見慣れない景色になってきて、民家もほとんどなくなり不安になってきたが、まだ昼間だし度胸試しにと、どんどん先に進んでいった。

しばらく行くと、川の脇に小さなプレハブ小屋のようなものが建っていた。そのプレハブ小屋が相当昔からあるものであるのは、子供のマスダくんの目にも明らかだった。
まず何より目につくのが窓の曇りガラスがほとんど割れており、中が覗き込めることだ。それに玄関と思われる、重量感の感じないプラスチックのドアも半開き状態になっており、壁は埃と泥で黒ずんでいる。まさしく廃墟という感じだった。

マスダくんの探検は、度胸試しというのが一番の目的なので、そこに廃墟があるならば、入らない訳にはいかない。時計をみると、まだ、午後の3時で、日も明るい。かなり入るのを躊躇われたが、勇気を出して廃墟の中に入ることにした。

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裸足の女

シャツがじっとりと肌に吸い付くような暑い日が続いていた。タナカさんは、田園の広がる田舎から、都心に電車通勤していた。
雑誌の編集の仕事をしていて、毎日忙しい日が続いており、その日も終電に乗り、帰宅していた。電車は2両編成の小さなもので、乗客もタナカさん以外には誰もいなかった。
最寄り駅に着いた。最寄り駅も本当にこじんまりとした簡素な駅で、駅員も改札口に一人いるだけだった。
電車をおり、ホームを歩いていると、ホームのベンチに緑色のワンピースを着て、黒髪を肩まで伸ばした女性が一人座っていた。
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死者からのメール


親友の夏子が自殺した。それは、私が夏子の旦那の孝を寝とったからだ。孝は夏子ととても仲が良かったが、私の外見的魅力に惹かれて浮気してしまったんだと思う。夏子は、浮気を知ってすぐに孝の目の前で、「呪ってやる」といい置いて、ビルから飛び降りている。
私は、親友に対して物凄く申し訳なかったけど、孝が好きだったので結婚した。夏子は孝の浮気を孝以外には誰にも言ってなかったので、夏子の貯金も入り、私もかなり貯金していたので、二人はお金に余裕があった。夏子の葬式はたくさんの人が参列して、みな早すぎる死を悲しんでいた。とくに妹さんとはとても仲がよかったらしく、大泣きしていたと孝は言っていた。
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『人のいい佐々木さん』


友達に怖い話大好きの人がいて、その人から最近聞いたお話を投稿させていただきます。

ある田舎の、温泉宿が盛んな町でのお話。
佐々木さんっていう人のいいタクシー運転手さんがいた。その方は、白髪混じりの50才後半の方で、遅刻欠勤もなく30年近く真面目に働いてきたベテランさんだった。
だけど、人が良すぎるというかお節介なところがあって、たまにお客さんを怒らせてしまうことがあった。たとえば、キレイな桜の名所があって、その桜が満開の時なんかは、是非、観光にきたお客さんとかに桜を見せてあげたくて、「キレイな桜が見れるところがあるんですよ、もしお時間ありましたら、寄ってみませんか?」ってお客さんに提案することがある。別にそこまでは問題ないのだが、お客さんが「あっ、いえ、大丈夫です。真っ直ぐ旅館向かって下さい」とか言うときにはそれでやめればいいのに、「いえ、その桜の名所はこの辺では一番の観光場所なんです。特にこの時期は最高なんですよ。なんとかお時間作れませんか?」なんて言うものだから、お客さんも怒って「しつこいな!早く宿に行ってください。」となってしまう。いいところもあるんだけど。
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介護者


僕のおばあちゃんが、さっき死んだ。89歳だった。
おばあちゃんは、もともと認知症がひどく、話も通じないし、食事も僕のお母さんの介助がないと自分では全く取れない状態だった。見た目もやせ細っていて、いつ何が起きてもおかしくない状態なのは誰の目からも明らかだった。
不整脈か何かで突然心臓が止まってしまったんじゃないかと思われるが、はっきりとした原因はわからないと医者は言っていた。
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