母方の祖母から聞いた話。 

何十年も前のこと。 
その日、祖母は珍しく夜更けにふと目が覚めたそうだ。 
喉が渇いた。
水を飲もうと台所の灯りをつけたところ、台所から続いている土間の方から「スミマセン、スミマセン」と声が聞こえた。
おそるおそる土間の様子を伺うと、どうやら土間の先から繋がっている土蔵の中に誰かがいるらしい。 
続きを読む